日常と虚構のワルツ

嘘時々ホント

新歓

だった。 僕のではなく、数ヶ月遅れで入ってきた女の子二人の為の歓迎会である。 僕は粗相をしたくなかったので、お酒を飲む量は控えようと思った。 お酒を飲むと口が軽くなり、言わなくても良い事を言ってしまう。 先日政府から渡された機密文章の件や、僕…

夜勤

だった。 出社するとあまり社員がいなかった。 アルバイトも、ほぼ常勤で入ってくれていた人を始め、メインメンバーと呼べる人たちがほぼ存在しなかった。 「今日えらく人が少ないですね」 僕が言うと、皆悲しそうに首を振るだけだった。 夜勤の空気は、まる…

に帰って来た。 家と言うのは東京で僕が住んでいるアパートの事である。 夜行バスに乗って京都から東京まで帰って来たのだ。 久々の家は随分と閑散としていて、 「あぁ、僕は一人で暮らしていたんだな」 と実感する事が出来た。 少し寂しくなったので、「先…

実家に

いる。大学時代の部活の友人の結婚式の二次会に出る為だ。今何回「の」って言ったのだろうか。会場には久々に会う後輩や友人もいて、なかなかに楽しかった。良い雰囲気で、僕は変わったようで変わらない皆の姿に、学生時代を思い出して懐かしくなった。学生…

給料日

だった。 昨夜は絶食をした。 今朝は白米を食べた。 味のあるものを食べるのは三日ぶりだった。 僕はメンチカツを勝った。 世の中に、これほど美味しいものがあるのかと心底驚いた。 涙を流しながらうめぇうめぇと言いメンチカツを貪った。 会社の人たちが若…

食料の備蓄

が底をついた。 僕の職場の給料日は10日振込みだった。 だが、何と今月から突然給与を15日振込みに変更するという暴挙に出た。 そのせいで我が家の財政は危機的状況にあった。 「これが最後のソバだ……」震える手で僕はソバをすすった。 一本ずつ喰えばソバも…

明け方の

空を眺めながら、ふと、あいつらは元気かなと考えた。 しかし、あいつらとは具体的に誰を指すのかは定かではなかった。 何となくそう言ったら格好いいかなと思っただけだった。 恋をしたかった。 恋をすれば女性は綺麗になるらしかった。 という事は男性も綺…

仕事が

休みである。 うちの会社は24時間体制のシフト制勤務である。 そのため休みは基本的に平日となる。 休みの日は基本的にやる事がない。 平日なのでイベントもなければ、お金もない。 友達もいなければ、出かける用事も無いのである。 「困った」 洗濯機に洗剤…

昇進話

が出た。入社して9ヶ月、社員になり4ヶ月が経っていた。早過ぎないか。僕はこの会社で出世するつもりはなかった。そうはいっても昇進話を出されるのは悪い気がしない。仕事はそれなりに頑張っていたし、認めてもらえた気がしたからだ。やはりこのスーパース…

オーロラ

が見えるかもしれないと言う噂に踊らされた一日だった。 何でも何ちゃらフレア現象とか言う現象が地球にやってきて、 何やかんやでオーロラが見えるという話だった。 ついでに電波障害も起こるというお話だった。 だが肝心のオーロラは見えなかった。 調べた…

過去の記事に

自分の欲望が垣間見える。 それは「ブロガーとして名を挙げて人気者になろう」と言う欲望である。 僕は以前タンブラーというSNSでブログを書いていた。 ある日このサイトを見つけ、「こちらの方が書きやすい」と思い、 思い切ってこちらに移設したのだ。 そ…

久しぶりに

ブログを書いている。 何故今更ブログを書き出したのかと言うと、ブログを書くとお金をもらえる(と言う夢を見ている)からだ。 こんな拭いた後の便所紙に書いたようなブログに価値がつくのであれば、それはまさしく僥倖という他ないだろう。 久しぶりにブロ…

文章創作

を毎日している。 それが仕事だからである。 お菓子をもぐもぐしながら仕事をしている。 ボロボロこぼしながら食べているので、同期の女性には怪訝な顔をされている。 東京の街の空気は割と身体に馴染まない。 物凄いアトピー性皮膚炎が進行している。 月の…

ろくに

眠れない。 季節の変わり目とはいつも厄介だ。 何故彼らはこうも厄介な交代の仕方をするのか、 僕には分からない。 「ではこの仕事をあなたに一任します」 「わかりました。では温度は」 「あなたに一任します」 「わかりました。では天気は」 「あなたに一…

二日酔い

をした。 職場の歓迎会だった。 社長がいらっしゃるため、絶対にやらかすなよと再三念押しはされていた。 「ははは、そんなことしませんよ」 そう笑っていた僕は、 まさかこの時自分が二次会で記憶を飛ばし、 帰りの会社でゲロ吐きそうになって、 タクの運ち…

給料日

だった。 とは言え決して裕福ではなかった。 僕はこの数ヶ月、国に搾取され続けていた。 税金や保険金の支払いがやってくるのだ。 僕は東京に来て初めてこの国の恐ろしさを知った。 そう、これは失ったのではない。知識を得たのだ。 僕はこれからこの広い世…

長澤まさみ

みたいな彼女が欲しい。 長澤まさみに笑顔で「うふふ、口元にインドカリーついてるよ」とか言われたい。 そうすれば、この人生にも価値が生まれる。 長澤まさみにインドカリーついてるよって言われる価値が生まれる。 そのためならこの右腕、くれてやる。

色々

な事がほったらかしになっていた。 ブログもその一つと言える。 東京に来て半年が経った。 僕はとある会社の社内ライターとして働いている。 仕事はそれなりに楽しく、それなりにしんどい。 会社では特に誰とも会話をしていない。 自宅で独り言を言っている…

アマゾン

から手紙が来た。 アマゾンと言うと大手通販サイトがイメージされるが、そうではない。 南米にある方だ。 実を言うとアマゾンには友人が三名ほどいる。 僕はかつて彼らと同棲していた。 三人のうち一人が非常に乾燥に弱かった。 その為、永続的に湿気ている…

あけました

おめでとうございます。 僕です。 年も明けまして2017年ですね。 今は東京で生活しております。 出会い系で言うサクラの中の人みたいな仕事をしています。 危機感しかない。

実家

に居る。 家の荷物を引っ越し業者が持って行ったからだ。 実家には何もない。漫画も、小説も、ゲームもパソコンも、何もない。 娯楽を制限された生活は僕に子供の頃を思い出させた。 子供の頃はよくファミコンをしていた。 兄と姉はスーパーファミコンをして…

この度無事に

転職が決まった。 現在僕は京都に住んでいるのだが、次の職場は東京だった。 そのため引越しをする必要があった。 東京のとある不動産屋で尋ねると良い物件を紹介してくれた。 駅から徒歩10分、リビングとキッチンがあり、お風呂とトイレは別。 洗面台は独…

天下一品祭りだと大きく告知されていたので

天下一品に行った。 日曜の昼間と言うだけあってか普段店内に二組客がいれば御礼状態の近所の天下一品が満席になっていた。 これは凄い事である。 カウンター席に座らされてあっさりの大を頼んだ。 天下一品のあっさり味とはちょっとした因縁がある。 学生時…

バランスボール

を購入した。 僕は現在暇があればパソコンをする生活だった。 一日座っていて、外に出たかと思ったらビールを飲む生活だった。 絶食したからドアは通れるが、下っ腹のデブさ具合は隠せなかった。 心のデブさは隠せなかった。 一度街中にいるホームレスの人と…

昼夜が逆転する呪い

にかかった。 夜寝れないのに昼に寝てしまう呪いなのであった。 この呪いを解くには西の最果てに住むと言う魔女に会う必要があった。 そんな訳で外に出ようと思ったのだが、着ていく服がなかった。 ふんどしとか、Tバックとか、何故かそんな物ばかりが見つか…

絶食すれば

やせると思った。 三日間の絶食を通してどうにかドアから抜け出す事に成功した。 僕は三日間絶食したわけだが、同居人はその間僕が備蓄しておいた炊き込みご飯を食べて凌いでいた。 「デブなのにやつれてるんですね」と言われて心が温まった。 三日遅れで面…

暇だ暇だ

と言い続けていたら「暇なんだから来いよ」と言う名目で飲み会に誘ってもらいまくっていた。 気がついたら一週間でお酒を飲んでいない日が一日しかなかった。 こんなに誘ってもらえるなんてありがたい話ですね、何て思っていた。 久々に面接だったのでスーツ…

猫娘に

会いたいんだけど、と言う話を僕がすると馬鹿じゃないのと言われた。 正確にはお馬鹿じゃないのでしょうかと言われた。 「はぁ、猫娘可愛い。会いたい」 「お馬鹿じゃないのでしょうか」 「猫耳つけてコスプレしている人がいるんだからその中に一人くらい本…

関西の面接

が全滅した。 家に引きこもっているが、自らの社会的地位がそれを許してくれない。 今日、母が晩飯に招待してくれた。 実家へ向かったが、道中鳩に糞をかけられた。 人生って厳しい事の連続なんだなって思った。 ところで、僕の家は角部屋で、隣人は若い男性…

大学の友人

であるA君が度々飲もうと言ってくる。 先日A君と飲んだばかりなので少し飲みすぎな気もする。 僕の様なスーパーネオ無職ならいざ知らず、A君は社会人なのである。 「僕も無職とは言え、それほど暇ではないのですよ」 僕が言うと彼は「そんな!」と声を大にし…