日常と虚構のワルツ

嘘時々ホント

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

東京

は飲屋街が多い。中野だとか、新宿の思い出横丁だとか、変わっていて独特で面白い飲屋街が多い。関西だとあまりない。せいぜい大阪の難波くらいだろうか。今日は横浜にある野毛という飲屋街で飲み会の予定である。既に財布はエマージェンシーの警笛を鳴らし…

夜勤

だった。 出社するとあまり社員がいなかった。 アルバイトも、ほぼ常勤で入ってくれていた人を始め、メインメンバーと呼べる人たちがほぼ存在しなかった。 「今日えらく人が少ないですね」 僕が言うと、皆悲しそうに首を振るだけだった。 夜勤の空気は、まる…

に帰って来た。 家と言うのは東京で僕が住んでいるアパートの事である。 夜行バスに乗って京都から東京まで帰って来たのだ。 久々の家は随分と閑散としていて、 「あぁ、僕は一人で暮らしていたんだな」 と実感する事が出来た。 少し寂しくなったので、「先…

実家に

いる。大学時代の部活の友人の結婚式の二次会に出る為だ。今何回「の」って言ったのだろうか。会場には久々に会う後輩や友人もいて、なかなかに楽しかった。良い雰囲気で、僕は変わったようで変わらない皆の姿に、学生時代を思い出して懐かしくなった。学生…

給料日

だった。 昨夜は絶食をした。 今朝は白米を食べた。 味のあるものを食べるのは三日ぶりだった。 僕はメンチカツを勝った。 世の中に、これほど美味しいものがあるのかと心底驚いた。 涙を流しながらうめぇうめぇと言いメンチカツを貪った。 会社の人たちが若…

食料の備蓄

が底をついた。 僕の職場の給料日は10日振込みだった。 だが、何と今月から突然給与を15日振込みに変更するという暴挙に出た。 そのせいで我が家の財政は危機的状況にあった。 「これが最後のソバだ……」震える手で僕はソバをすすった。 一本ずつ喰えばソバも…

明け方の

空を眺めながら、ふと、あいつらは元気かなと考えた。 しかし、あいつらとは具体的に誰を指すのかは定かではなかった。 何となくそう言ったら格好いいかなと思っただけだった。 恋をしたかった。 恋をすれば女性は綺麗になるらしかった。 という事は男性も綺…

仕事が

休みである。 うちの会社は24時間体制のシフト制勤務である。 そのため休みは基本的に平日となる。 休みの日は基本的にやる事がない。 平日なのでイベントもなければ、お金もない。 友達もいなければ、出かける用事も無いのである。 「困った」 洗濯機に洗剤…

昇進話

が出た。入社して9ヶ月、社員になり4ヶ月が経っていた。早過ぎないか。僕はこの会社で出世するつもりはなかった。そうはいっても昇進話を出されるのは悪い気がしない。仕事はそれなりに頑張っていたし、認めてもらえた気がしたからだ。やはりこのスーパース…

オーロラ

が見えるかもしれないと言う噂に踊らされた一日だった。 何でも何ちゃらフレア現象とか言う現象が地球にやってきて、 何やかんやでオーロラが見えるという話だった。 ついでに電波障害も起こるというお話だった。 だが肝心のオーロラは見えなかった。 調べた…

過去の記事に

自分の欲望が垣間見える。 それは「ブロガーとして名を挙げて人気者になろう」と言う欲望である。 僕は以前タンブラーというSNSでブログを書いていた。 ある日このサイトを見つけ、「こちらの方が書きやすい」と思い、 思い切ってこちらに移設したのだ。 そ…

久しぶりに

ブログを書いている。 何故今更ブログを書き出したのかと言うと、ブログを書くとお金をもらえる(と言う夢を見ている)からだ。 こんな拭いた後の便所紙に書いたようなブログに価値がつくのであれば、それはまさしく僥倖という他ないだろう。 久しぶりにブロ…