日常と虚構のワルツ

嘘時々ホント

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

昼夜が逆転する呪い

にかかった。 夜寝れないのに昼に寝てしまう呪いなのであった。 この呪いを解くには西の最果てに住むと言う魔女に会う必要があった。 そんな訳で外に出ようと思ったのだが、着ていく服がなかった。 ふんどしとか、Tバックとか、何故かそんな物ばかりが見つか…

絶食すれば

やせると思った。 三日間の絶食を通してどうにかドアから抜け出す事に成功した。 僕は三日間絶食したわけだが、同居人はその間僕が備蓄しておいた炊き込みご飯を食べて凌いでいた。 「デブなのにやつれてるんですね」と言われて心が温まった。 三日遅れで面…

暇だ暇だ

と言い続けていたら「暇なんだから来いよ」と言う名目で飲み会に誘ってもらいまくっていた。 気がついたら一週間でお酒を飲んでいない日が一日しかなかった。 こんなに誘ってもらえるなんてありがたい話ですね、何て思っていた。 久々に面接だったのでスーツ…

猫娘に

会いたいんだけど、と言う話を僕がすると馬鹿じゃないのと言われた。 正確にはお馬鹿じゃないのでしょうかと言われた。 「はぁ、猫娘可愛い。会いたい」 「お馬鹿じゃないのでしょうか」 「猫耳つけてコスプレしている人がいるんだからその中に一人くらい本…

関西の面接

が全滅した。 家に引きこもっているが、自らの社会的地位がそれを許してくれない。 今日、母が晩飯に招待してくれた。 実家へ向かったが、道中鳩に糞をかけられた。 人生って厳しい事の連続なんだなって思った。 ところで、僕の家は角部屋で、隣人は若い男性…

大学の友人

であるA君が度々飲もうと言ってくる。 先日A君と飲んだばかりなので少し飲みすぎな気もする。 僕の様なスーパーネオ無職ならいざ知らず、A君は社会人なのである。 「僕も無職とは言え、それほど暇ではないのですよ」 僕が言うと彼は「そんな!」と声を大にし…

僕の後輩に太った男が居た。 彼は僕が所属していた軽音楽部の後輩だった。 ある練習終わり、ボーカルを担当していた女の子が飲み物を忘れてしまった。 「このままだと喉を痛めるかも……」と彼女は不安げな表情をしていた。 その様子を見た後輩は「俺のカルピ…