日常と虚構のワルツ

嘘時々ホント

買い物に行った時

不意にお好み焼きが食べたいなと思った。

どうしてお好みを食べたくなったのか……それはわからない。

 

でも、多分。

昨日、何も食べてないからだろうな。

そう思った。

 

お好み焼きは不思議だ。

お好み焼き粉に、卵と出汁と野菜を混ぜる。

そして、焼く。

すると……美味しい。

 

一口お好み焼きを食べて僕は気がついた。

僕は、お腹が減っていたのだ。

それは驚くべきことだった。

すべての謎が溶けた瞬間だった。

まさお腹が減っていたとは。

たしかに昨日何も食べてないですけども。

まさかお腹が減っていたんて。

 

そんなばかな。

いやまさか。

だがしかし。

それでもなお。

 

お好み焼きは美味しいのだ。

 

お好み焼きが美味しいのか、空腹だからお好み焼きが美味しいのかはわからない。

そこに因果関係があるのかわからないし、この世界は弱肉強食ですしおすし。

お寿司も食べたい!