日常と虚構のワルツ

嘘時々ホント

2016-01-01から1年間の記事一覧

文章を

あまり書いていない。 そろそろ書いたほうがいいかな、などと思いながらAV女優つぼみのヌード写真集でひたすらデッサンばかりしている。 デッサンをしていると不思議な気分になる。目のまえにいる人の概念が崩壊する。 この女性は一体誰だろう。神か? しか…

名古屋

に行った。 次の職場を決める為の面接があったからだ。 会話をしていて実質内定的な発言を多々された。 やった、これで無事転職する事ができる。私は安堵した。 その後学力試験が行われた。事件はそこで起こった。 学力試験は俗に言うSPIと言うやつで、数学…

羊と鋼の森

がすごい。 久々に文字の渦に飲まれている感覚がする。 仕事の昼休憩の際、私はいつも時間つぶしに本を読む。 大体十分もすれば日ごろの疲労も相まって眠たくなるのだが、この本は私を寝かせてくれない。 なんてエッチなんだ! おかげで昼休憩の際眠る事が出…

全力疾走

した。 我が家はいわゆる駅近というやつで、自宅から駅までは徒歩五分ほどの距離に位置する。 今朝、いつもの様に身支度を整えふと時計を見ると電車までの時刻が残り三分を切っていた。 この電車を逃すと遅刻する確立はグッと上がる。 私は走った。 途中パン…

コンビニ

に寄った際、魔法瓶になっているポットを見て同期が「これで俺も魔法使えるんじゃないか」などと言っていた。 いい歳して何を言っているんだ彼は、などと思い、帰宅してこの話をゴリラにするとゴリラは我が家にあるティファールを指差した。 僕が「残念なが…

面接

だった。 多分人生を左右する敵な面接だった。 本社が遠方にあるということなのでSkypeを利用したカメラ通信越しの面接だった。 実を言うとSkype面接はこれが初めてではなかった。 以前にもいちどSkype面接を行った事があった。 そのときは窓を開けていたた…

激務

だった。 死んだように眠っていた。 むしろ半分死んでいたのかもしれない。 眠っている最中に死んだ祖母に会った。 元気そうで何より。 何だか書きたいことが山ほどあったのだが半日ほど眠ると全て忘れてしまっていた。 仕方なく前もって取っておいたメモを…

在庫照合

だった。 私がレジ中の在庫チェックをしていると、ふいに背後のカウンターがトントンと鳴り響いた。 振り返るとお客様が無言で立っており、商品をレジにおいてカウンターを叩いていたのだ。 声掛ければ良いのに、なんだこいつは。 そう思ったが気づかなかっ…

社員食堂

の入り口近くにはいつもその日のメニューのサンプルが置かれている。 このサンプル、蝋で出来た食品サンプルなどではなく、実際の食材を使用しているようでいつも時間が経つにつれ食材がくたびれていくのだった。 今日の一押しメニューはラーメンだった。ど…

先輩達

と飲んだ。 先日結婚した先輩と、後輩君と、僕と言う三人だった。 色々話したが、あまりたいした話はしていなかった気がする。 折角久々に飲んだのだから大切な話くらいしたいものである。 しかし飲み会における大切な話とは一体なんだろう。 生きる意味とか…

ボーナス

をもらってから退職しないかと言われた。 そうなると僕が予定していたよりも二ヶ月遅い七月末に退職する事になるのであった。 さらにそうなると八月から転職活動を本格化、と言う流れになるわけだ。 しかし八月はお盆と言う事もありあまり転職活動には向かな…

食費がすごい

事になっている。 僕は仕事から早く帰宅できたとき、まだスーパーが空いている時間であれば食材を買いに行く。 毎回スーパーに行くたびに千円くらい使っている気がする。 一体何故そんなに行くのか分からない。 実際自分で作るご飯の食費をどう換算しても2,3…

帰宅

すると昨日拾った少女がいなかった。 家に帰ったのかな、などと思ったがなんと彼女はベランダで空を見上げていた。 今日は晴れていたはずだが何故か彼女はびしょびしょに濡れていた。 拭いても拭いてもすぐずぶ濡れになるという事だった。 ベランダが落ち着…

久々に

幼馴染に会った。 会うのは二ヶ月ぶりだった。 それほど久しぶりでもなかったが随分と髪が伸びていて東南アジアあたりで活動する日本のフリーライターみたいになっていた。 聞けば今度東南アジアへ行くという。 僕の勘も捨てたものではないなと思った。 夕方…

今日も

何もない素晴らしい一日だった。 晩御飯はやきそばにした。 いつもより食材がたくさんあったので少しだけ豪勢なものを作った。 ゴリラがバナナを食べながら僕のフライパン捌きを横で見て拍手していた。 四年間パスタ屋さんでバイトした甲斐があったな、と思…

変わった

お客様がたくさん来られた。 歯並びが悪いからどうにかして欲しいといわれたときはもうダメだとおもった。

掃除

をした。部屋がジャングルみたいだったからだ。 木々を伐採し、燃えるごみに出したり掃除機をかけたりする。 布団を干し、洗濯をした。 台所にいるアナコンダを追い払うのが大変だった。 途中全身に巻きつかれたときはもうだめだと思った。 仕上げにバナナの…

転職活動

の企業研究をしていた。 明後日に面接があるからだ。 スカイプを使用した面接と言う事で、僕は自宅にいながらにして面接を受ける事が出来る。 それなら下半分は全裸でも良いのかな、などと考えた。 転職エージェントの方に「仕事内容をしっかり理解した上で…

徹夜

の状態で仕事へ向かった。 前日新入社員歓迎会、通称新歓だったからである。 僕は幹事をしていた。 幹事は下っ端の仕事だといわれて始めたが、気がついたら四年ほど幹事をしている。 社内カーストが揺るがない。 徹夜だったのでふらふらの状態で仕事をした。…

ピカチュー

の服を着た若者が先日僕の職場にやってきたからしい。 どうにも目当ての商品があったらしく、在庫がない事を知ると彼は怒り狂ってたまたま近くにいた僕の先輩に声を掛けたそうだ。 「もう本当に、地下鉄を止めてやりたい気分です!」 彼はそうのたまっていた…

部屋が

汚い。まるでジャングルのようだった。 「そう言えばあの資料どこやったかな」 僕がパソコンをしていてふと手を伸ばすとそこには見覚えのない草木が生えていた。 「なんだこれは」 よくみると草木は部屋中に満ちていた。壁には蔦が這い、地面からは木々が湧…

巨大な

羽蟲をゴキジェットで撃退した。 しかし地面に落下した羽蟲は不意に姿を消したのだ。 奴はいる。この空間に、確かに。 僕の中に緊張が走った。 この様な緊張は軍曹以来だった。 軍曹とは皆も知ってのとおり、アシダカ軍曹その人である。 正式名称はアシダカ…

散髪

にいって家に帰ってくると呼び鈴が鳴った。 誰だろうと思い出てみると白い髪に白い鎧を来た人間がそこにいた。 「やぁやぁどうも、冬将軍です」 冬将軍はぺこぺこと頭を下げる。 「えらい唐突ですね」 「春なんで」 「暇なんですね」 「そういうわけです」 …

昨日

撮った結婚式の写真を頂いた。 集合写真や皆で撮った写真には、何故か頭部に酢こんぶを乗せている人がいた。 その人は傍から見ても明らかに異様で、お洒落な人が多い式場では随分と浮いて見えた。 この様な人はきっと生き辛いに違いない、などと思っていたら…

結婚式

だった。 結婚したのは昔のバイト先の先輩だった。 非常にお世話になった人だ。 新郎は僕の高校の同級生なのだが、当時僕とはまるで交流がなかった。 一年浪人して大学に入った僕はバイトをし、そこで初めて後輩として知り合ったのだ。 そのためバイト先の後…

GW

らしかった。 GWとはよくわからないが、ここ日本国では人間を一時的に街に増殖させるイベントが存在するらしい。 僕は奇怪な事に香川からやってきたメガネと酒を飲んだ。 メガネとは私の学生時代の友人で、丸い形をしていて中にレンズがはめられている。 彼…

内定

が出た。翌日に蹴った。 上司と話し合い仕事は五月一杯で退職になる事が濃厚になった。 今後の予定はまだ何も決まっていない。 戦況をみて計略を練りに練った結果自らその計略に掛かった軍師の様な私。 これから物凄い事が起こるのではないだろうか。そんな…

電車

に乗っていたら知らない間に眠っていたらしく、全然見知らぬ土地へとたどり着いていた。 降りたその土地には駅以外何もなく、一面草原が広がっていた。 すでに空は暗くなり始めており、太陽の光が地平線の向こう側からぼやけるように浮かび上がって消えてい…

給料日

だった。 給料日と言うシステムをよく知らない人に説明すると、 給料日と言うのは会社から施される配給制度であり、 大半の人間が血反吐を吐きながらそれでも仕事を続ける強制力でもある。 人間はこの給料日がないと生きていけない。 給料日になると不思議な…

女性向け

恋愛ゲームのシナリオプロットを書かされた。転職先の選考課題である。 実在するアイドルをイメージして書いてくださいとか書いてあったので存分に書いてみた。 内容は女性がキュンとする恋愛ゲームと言う事で、何度も僕は愛を囁かれたり、キザな台詞を吐か…