日常と虚構のワルツ

嘘時々ホント

韓国

に行っていた。

社員旅行である。


韓国は色々なものがごちゃっとしていた。

いろんな食物が出店に並び、いろんな化粧品が並び立てられていた。

カラーがビカビカしていて、とにかく味付けが濃かった。甘いものにはメイプルシロップとチョコレートシロップがデフォだった。


出店のカバン売りの店員さんが「オニサン、完璧な偽物あるよ」と言っていた。

おばちゃんが大阪難波に居そうな人ばかりだった。


変な街だな、と思った。

でも不思議と、懐かしさを感じた。

向こうで食った明洞餃子はお袋の作った餃子の味と酷似していた。


途中社長を含めた社員全員での会食では、酔っ払い過ぎて絶対に言ってはいけない社内の恋愛事情などが露呈していた。

僕たちはそれを「酔いの妄言」で忘れることにした。


二泊三日で韓国を後にし、日本に戻ってきた。


日本についた時「やっぱり日本が一番落ち着くな」などと思った。

しかし韓国にはなかった道端のゲロや、電車内で吐いている人を見た時、僕は日本に帰ってきたんだな、と思った。

引っ越したい。

眠た

過ぎて意識が朦朧とする。

これから仕事とか信じられない。

昨日は飲み会だった。会社の人とだった。

それのせいで、僕は疲れて眠れていないのだ。

 

飲み会までは良かった。

飲み会から帰るとき、僕は確かに地下鉄に乗った。

その地下鉄に乗って、たまたま席が空いて、眠ってしまったのだ。

 

気がつくと僕は「きさらぎ駅」と言う謎の駅にいた。

電車内には誰も居らず、しゃがれた車掌の声で「終点です」とアナウンスがながれていたのを思い出す。

降りると誰も居らず、そして地下鉄に乗っていたのに外にいた。

奇妙な事もあるものだ、などと考えながら、自宅に向けて歩いていた。

歩きながら、ふと「自分の沿線上に、きさらぎ駅などという駅はあっただろうか」と考えた。

どう考えてもなかったが、あると言うことにしたら割と早期の段階で事実を飲み込むことが出来るのではないかと考えた。

 

きさらぎ駅はまるで廃駅のようになにも無かった。

草木と、鈴虫の声と、何かを導くように電灯がぽつりぽつりと暗闇に浮かび上がっているだけだった。

暗闇の中には人ではない誰かが立っている気がして、僕は彼らを写真に撮ると儲かるのでは、と酩酊した心地で考えた。

 

しばらく歩いたが、一向に自宅が見える気配はなかった。

途中で田中と言う名札をつけた人がいたので「僕の家はどちらでしょうか」と尋ねると、田中さんは暗闇の明らかにケモノ臭漂う場所を指し示した。

しかたなく僕は田中さんの言うとおり、その道に入った。

道中色々あって100回くらい死に掛けた後に、なんとか家に帰った。

本当に危なかったと思う。

途中で魔龍騎士サーバナイトの軍隊に襲われた時はもうダメだと思った。

今度から飲みすぎには気をつけようと思う。

京都

に結婚式で帰省した。

前の会社の同期の結婚式だった。

良く一緒に飲み会をしていた飲み仲間で、同期の中でも特に仲が良かった一人だ。

 

良い結婚式だった。

僕の隣では同期のNが、新郎新婦を無視して執拗に牧師を撮影していた。

ヒゲダルマの牧師を撮影する彼の姿は割と活き活きしていた。

一方で僕は向かい側に座った女性のスカートの中を覗こうとしていた。

新郎新婦の事はあまり見ていなかった。

良い結婚式だった。