日常と虚構のワルツ

嘘時々ホント

先輩達

と飲んだ。

先日結婚した先輩と、後輩君と、僕と言う三人だった。

色々話したが、あまりたいした話はしていなかった気がする。

折角久々に飲んだのだから大切な話くらいしたいものである。

しかし飲み会における大切な話とは一体なんだろう。

生きる意味とか世界情勢とかを語らう事だろうか。

重過ぎないだろうか。大丈夫なのかその飲み会は。

そんな飲み会の空気感を考えるだけで胃が痛くなる気がした。

やはり飲み会は楽しくなければならない。

記憶に留まらない程度の下らない話で盛り上がらねばならない。

それがたとえ今生の別れになってしまう大切な飲み会であろうとそうなのである。

酔っ払っていい気分で帰宅した。

晩御飯を用意していなかったのでおなかをすかせた少女とゴリラを横目に睡眠して今に至る。