日常と虚構のワルツ

嘘時々ホント

二日酔い

をした。

職場の歓迎会だった。

 

社長がいらっしゃるため、絶対にやらかすなよと再三念押しはされていた。

 

「ははは、そんなことしませんよ」

 

そう笑っていた僕は、

まさかこの時自分が二次会で記憶を飛ばし、

帰りの会社でゲロ吐きそうになって、

タクの運ちゃんにバチ糞切れられるとは思いもしていなかったのである。

 

昨日は二日酔いで一日寝ていた。

今から出勤だ。

膝の肉が削げ、骨が見えるほどに土下座の練習はしておいた。

 

ふふっ、と僕は笑った。

笑うしかない。