日常と虚構のワルツ

嘘時々ホント

絶食すれば

やせると思った。

三日間の絶食を通してどうにかドアから抜け出す事に成功した。

僕は三日間絶食したわけだが、同居人はその間僕が備蓄しておいた炊き込みご飯を食べて凌いでいた。

「デブなのにやつれてるんですね」と言われて心が温まった。  
 
 
三日遅れで面接に行った

僕が面接に行くと「誰だこいつは」と言う顔をされた。

「ほらほら僕ですよ、内定をもらう予定の僕です」と言う新手のオレオレ詐欺を行ってお茶を濁した。

内定はもらえそうだったが投資系の商材と言う死ぬほど胡散臭い取り扱い商品に内心警笛が鳴っていた。  

僕の将来の夢は僕の文章を読んだ人間が全員爆発四散する事だが、果たしてこの職場ではその夢をかなえることが出来るのか疑問だった。

「どこに行ってもその夢は叶わないと思います」と同居人が言った。  
夢は諦めてはならない。