が全滅した。
家に引きこもっているが、自らの社会的地位がそれを許してくれない。
今日、母が晩飯に招待してくれた。
実家へ向かったが、道中鳩に糞をかけられた。
人生って厳しい事の連続なんだなって思った。
ところで、僕の家は角部屋で、隣人は若い男性が住んでいる。
ときおり、可愛らしい彼女が遊びに来ているのを見かける。
ひょっとしたら同棲でもしているのかも知れない。
ただ、別に隣人にそこまで興味がないのでそれはどうでもいい。
肝心なのはここからだ。
その日、僕はいつもの様に家で筋トレに励んでいた。
すると、
「今日は涼しいね、秋が近付いて来たんだね」
と隣人が彼女と会話しているのが聞こえた。
その会話があまりによく聞こえる為、僕の脳裏にある恐ろしい仮説が浮かんだ。
それは、僕が見ているエロ動画の音声は、全て隣人に聞こえているのではないかと言うことだ。
世界にプライバシーはない。