日常と虚構のワルツ

嘘時々ホント

餃子と会話してはいけない理由

【晩御飯について】

今日の晩御飯は餃子でした。

大事な事なので言っておきますがミンミンが放つ出来合いの餃子でした。

小麦粉を溶かした水を一緒にぶち込むとぱりぱりして上手いです。

【餃子が喋った!】

僕がご飯を食べていると餃子が話しかけてきました。

「なんや、自分悩んでるんやろ? 知ってんねんで」

僕がその餃子を口に入れると物凄い断末魔が聞こえ、静かになりました。

次の餃子を箸で摘まみます。

「今日ちょっと嫌な事があったんだ。聞いてくれる?」

僕がその餃子を口に入れると物凄い断末魔が聞こえ、部屋は沈黙に満たされました。

【お米について】

今日は炊き立てのご飯を食べました。

炊き上がったご飯を茶碗に入れるため、炊飯器の蓋を開くと「ワーッ!」とお米達の歓声が聞こえました。

賑やかだな、と思い一人本を読みながらご飯を食べました。

「本を読みながら食べるのは行儀悪いんちゃうのん?」と餃子が言うのでご飯と一緒に口に運びました。

しかし勢い余って丸呑みしてしまったのです!

「わし今お前の胃の中にいるのとちゃうのん?」とおなかから声がします。

なるほど、と思いました。

【その後の話】

餃子が話すなんて信じられない事ですよね。

一人暮らしの孤独に負けて僕は自分が精神的におかしくなったのかと思い、おもむろに友人に電話をしました。

「どうしたの?」

「ちょっと相談があって」

「何?」

「餃子が美味しいんだ……」

「そっか……良かったね」

「うん」

あしたも頑張ろうと思います。