日常と虚構のワルツ

嘘時々ホント

ナガスパ

に行った。

会社の方々に誘ってもらったからである。

待ち合わせ時間に一時間程遅刻して到着した。

皆で同期と上司の車にそれぞれ別れて目的地へと向かった。

帰省している僕の彼女も折角なので連れて行った。

彼女はナガスパに行くのが初めてらしく興奮していた。

ずっと車内で「痛い苦しい恐い」と言いながら窓をガリガリと引っかいていた。

しかし友人達は彼女の事が見えないらしく、「変な声聞こえない?」と不可解そうに車内を見回しているだけだった。

ナガスパはお盆時期らしく非常に来客が多かった。

流れるプールはまるでおにぎりみたいに人々がすし詰めになっていた。

たくさんのビキニを着た女性がおり、美しいバストに僕は見とれた。

嫉妬した僕の彼女が美しいバストの女性を水中に引きずり込むと、二度と浮かび上がる事はなかった。

僕がまた別の女性のバストに目がくらんでいると、その女性は水中に引きずり込まれた。

また、非常に引き締まった男性が居たので「凄い鍛え方だ」と僕がリスペクトしていると男性は水中へと消えた。

気がついたら人の姿が少なくなり、それなりに泳ぐ事ができた。

楽しかった。