日常と虚構のワルツ

嘘時々ホント

食費がすごい

事になっている。

僕は仕事から早く帰宅できたとき、まだスーパーが空いている時間であれば食材を買いに行く。

毎回スーパーに行くたびに千円くらい使っている気がする。

一体何故そんなに行くのか分からない。

実際自分で作るご飯の食費をどう換算しても2,300円くらいしかかかっていないからだ。

僕が首を捻っていると、おやつを買いすぎだという意見がゴリラから出た。

「おやつか、確かに……」

僕は無類の甘党である。甘いものが大好きだ。それに酒も飲む。

将来的な事を考えてここいらでおやつを控えたほうが良いのかもしれない。

「まだ原因がありそうだな……」

するとベランダにいる少女から食材をストックしすぎだという声が聞こえた。

確かに僕は食材をストックしてしまう。

実際一週間生活するうえでここまでのストックは必要ないのかもしれない。

必要なときに必要なだけ買うのが良いのかもしれない。

「これから気をつけるよ」

僕が丼で飯を掻っ込んでいる二人に頭を下げると、そうかしこまらないくても良いよと笑われてしまった。

今度から家賃を取ろうと思う。