日常と虚構のワルツ

嘘時々ホント

日記

猫娘に

会いたいんだけど、と言う話を僕がすると馬鹿じゃないのと言われた。 正確にはお馬鹿じゃないのでしょうかと言われた。 「はぁ、猫娘可愛い。会いたい」 「お馬鹿じゃないのでしょうか」 「猫耳つけてコスプレしている人がいるんだからその中に一人くらい本…

関西の面接

が全滅した。 家に引きこもっているが、自らの社会的地位がそれを許してくれない。 今日、母が晩飯に招待してくれた。 実家へ向かったが、道中鳩に糞をかけられた。 人生って厳しい事の連続なんだなって思った。 ところで、僕の家は角部屋で、隣人は若い男性…

大学の友人

であるA君が度々飲もうと言ってくる。 先日A君と飲んだばかりなので少し飲みすぎな気もする。 僕の様なスーパーネオ無職ならいざ知らず、A君は社会人なのである。 「僕も無職とは言え、それほど暇ではないのですよ」 僕が言うと彼は「そんな!」と声を大にし…

僕の後輩に太った男が居た。 彼は僕が所属していた軽音楽部の後輩だった。 ある練習終わり、ボーカルを担当していた女の子が飲み物を忘れてしまった。 「このままだと喉を痛めるかも……」と彼女は不安げな表情をしていた。 その様子を見た後輩は「俺のカルピ…

散髪

にいって家に帰ってくると呼び鈴が鳴った。 誰だろうと思い出てみると白い髪に白い鎧を来た人間がそこにいた。 「やぁやぁどうも、冬将軍です」 冬将軍はぺこぺこと頭を下げる。 「えらい唐突ですね」 「春なんで」 「暇なんですね」 「そういうわけです」 …