みたいな彼女が欲しい。
長澤まさみに笑顔で「うふふ、口元にインドカリーついてるよ」とか言われたい。
そうすれば、この人生にも価値が生まれる。
長澤まさみにインドカリーついてるよって言われる価値が生まれる。
そのためならこの右腕、くれてやる。
な事がほったらかしになっていた。
ブログもその一つと言える。
東京に来て半年が経った。
僕はとある会社の社内ライターとして働いている。
仕事はそれなりに楽しく、それなりにしんどい。
会社では特に誰とも会話をしていない。
自宅で独り言を言っている方が発言時間が長い。
こうやってブログで適当に日常を綴ることは楽しい。
自分には向いている気がする。
気が向いたらちょこちょこ更新していこうと思う。
そして、こういう事を書くと向こう半年は更新しない。
僕は知っている。
君のその笑顔も、繋いだ手の優しさも。
違う。そう言う事じゃない。そもそも女の子と手を繋いだ事がない。
嘘だ。ある。実はある。
僕は何度もお金を払っては、女性に手を繋いでもらっていた。
あの時はお金があれば全て許されると思っていた。
金が人間の存在価値だと、そう思っていたのだ。
今も思ってます。
から手紙が来た。
アマゾンと言うと大手通販サイトがイメージされるが、そうではない。
南米にある方だ。
実を言うとアマゾンには友人が三名ほどいる。
僕はかつて彼らと同棲していた。
三人のうち一人が非常に乾燥に弱かった。
その為、永続的に湿気ている地域に行く事になったのだ。
手紙を開くと「新年明けおめ」という旨のメッセージが書かれていた。
彼らは僕が今、出会い系のサクラみたいな仕事をしているという事を知らない。
仕事を始めてもう一ヶ月半になる。
すでに転職活動をしている。
職場や職場の人に別段文句はない。
本当に全然文句はない。仕事内容にしか。
ライターと言う仕事がここまで闇が深いと思わなかった。
暗黒を軽く凌駕している。深淵である。
そんなわけで研修期間中に移れそうなら移ろうと考えた。
明日面接である。
これで落ちたら僕はプロのサクラにならざるを得ない。
もしそうなったら一流のサクラになろうと思う。